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2018-04-08

Yahoo! JAPANがディレクトリ型検索サービスを終了

Yahoo! JAPANが、2018年3月29日をもって「Yahoo!カテゴリ」のサービスを終了しました。

Yahoo! JAPAN (出典:Wikimedia Commons)

[Yahoo!カテゴリ サービス終了のお知らせ]
(Yahoo! JAPAN:2018-03-29)
https://dir.yahoo.co.jp/info
────引用ここから────
Yahoo!カテゴリは、2018年3月29日をもってサービスの提供を終了いたしました。
1996年の弊社創業時から長きにわたりご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
また、審査サービスであるYahoo!ビジネスエクスプレスも2017年7月31日に販売を終了しております。
────引用ここまで────
「Yahoo!カテゴリ」はディレクトリ型検索と呼ばれるサービスで、スタッフが手作業でサイト情報を収集して分類 (カテゴライズ) 、大分類→中分類→小分類といったアクセス方法でWebサイトにたどり着くことができるサービスでした。

このディレクトリ型検索のサービスは、パソコン通信における操作の類似性や、階層をたどることによるWebサイトの探しやすさからYahoo! JAPANをはじめとしたポータルサイトと呼ばれるWebサイトで整備されていました。
しかし、Webサイト数の爆発的な増加や現在のように「Yahoo!検索」や「Google検索」などのロボット型検索の性能が向上して主流になると、手作業で登録するディレクトリ型検索は更新が遅く、ディレクトリ型検索を提供していたポータルサイトの多くはサービスを終了していきました。

1990年代後半はネットサーフィン (Webサイトを興味の赴くまま次々に表示して閲覧していく行動のこと) 黎明期だったとは言えると思います。
(もっとも、The InternetはHTTPやWebサイトが登場する以前から存在し、ネットワークプロトコルがTCP/IPへの切り替えられたのは1983年であり、「HTTP」≠「インターネット」なので、1990年代後半をインターネット黎明期とは言うことはできませんが)
当時のWindows 95とダイヤルアップによるインターネット接続、そしてWebブラウザによるポータルサイトへのアクセスの時代からPCによる常時接続、そして現在はスマートフォンを中心としたインターネットの利用へと様変わりしています。

日本でポータルサイトとして人気のYahoo! JAPANがディレクトリ型検索を終了したのは、一つの時代が終わったように感じられます。
この約20年で「ネットサーフィン」という言葉自体が死語になりましたから、これも時代の流れなのでしょう。

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